サラリーマンが投資する事で向上する5つの能力

投資全般

先日のエントリで、「投資する事は判断する事とほぼ同じ」と御伝えしました。

判断すると言う事は、「自らの判断に責任を持ち、結果を受け入れる」という事です。

にも関わらず、実際の現場では、責任を取らない事象が多々見受けられます。その代表格は、「豊洲問題」です(厳密にはサラリーマンではなく公務員ですが・・)。結局の所、誰が判断したか不明確です。そして誰も責任を取ろうとしません。この事象は、東芝問題や、三菱自動車問題と言った民間企業でも同じです。

失敗の責任は誰も取りたくないのでしょう。その結果、大人数での会議が複数回持たれます。その上、最終決裁(判断)に関わる階層が多くなる事で、誰が主犯人かを不明確にしています。このような状況なので、日本人1人あたり精算性が他国と比べて悪いのも頷けます。

その判断、自分がお金を出すとしたら、同じ判断を下しますか?

結果が上手く行くかどうかは、誰も分かりません。ただ、きちんと判断し、結果を検証するプロセスが無いと、「また同じミスをする」と言う事だけは確かでしょう。

今回は、積極的に判断(投資)をする事で、仕事でもプライベートでも成功確率をあげられる能力向上のお話をします。

 

投資する事で得られる5つの能力向上

1.論理的思考能力

まず、人の時間は有限ですので、事業(投資)の成功確率を上げる為に思考します。少しでも成功確率を上げる為に考え、仮説を立てます。

iPhoneを生み出したスティーブジョブズ氏も相当な時間、思考したはずです。その結果、圧倒的なユーザビリティをもつタッチパネルと生産拠点をフォックスコンへアウトソーシング等についての仮説に至ったのだと思います。

 

2.情報分析能力

論理的思考で仮説を立てると、情報収集の精度が高まります。例えば、調べたアンケートの内容がどのような結果になるのかを仮説から予測できています。あくまで自分が立てた仮説の裏付けを取りに行くというアクションになります。

もし自分の仮説と違う情報が入った場合、事業(仮説)の軌道修正を実施します。

この情報収集に時間が掛かる場合、論理的思考からの仮説が不足しているからです。上司も具体的な仮説等、方向性を指示できません。なぜなら上司もそこまで思考出来ていないからです。

 

3.判断能力

論理的に考え、情報分析をすれば、すごく早い判断ができます。

私の場合、5千万円の物件購入時でも、検討開始から内覧まで正味4時間以内で判断できます。

判断が遅い理由は、成功の仮説が出来上がっていないからです。どんなに情報を収集しても、成功できるイメージが無いわけですから、前に進む事が出来ません。

ただ判断にはあまり価値はありません。成功を担保されている訳ではないからです。繰り返しますが、判断時には、結果は誰も分かりません。

 

4.運用能力

判断した後は運用に努めます。上記プロセスの上、判断をしている為、絶対に成功させたいというモチベーションが生まれます。

『上司から言われたから』という理由では本腰が入りません。自分の資本(お金や時間)を投じてアクションをしているかどうかで結果が変わってきます。

不動産投資の場合でしたら、空室率を下げる為に色々な工夫し、いかにコストを抑えながら、お客さんに満足頂くように運営します。

 

5.検証能力

一生懸命に運用を行っても上手くいかない場合もあります。重要なのは「何が良かったのか、何が悪かったのか」を検証する事です。結果が悪かった場合、誰かへの責任転嫁をしても、結果は悪いままです。次の成功の為にきちんと検証しましょう。

会社での役職は高いが投資はやらないという人がいます。その人の役職が高いのは上記能力が高いのではなく、責任転嫁能力が高いからという可能性もあります。自分の判断に自信を持てないので、成功するイメージが無いんでしょうね。

 

まとめ

仕事での判断、プライベート(投資)での判断を繰り返し行う事で、双方の成功確率を上げられる。

 

 

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