仮想通貨の勉強をする為に色々なツールがあります。
書籍、ネット、動画(TV)等々。
その中でも、初学者におススメなのが、
『書籍』
です。書籍が優れている理由は、
1、著者がはっきりしており、情報が網羅(整理)されている。
2、動画に比べて、短時間で多くの知識を得れる。
と考えます。ネットの場合ですと、どうしても投稿毎にテーマが変わり、読む順番によっては理解に時間が掛かります。動画もまた同じです。TVを含む動画は、「聞きやすい話のスピードで話さないといけない」という性質もある為、どうしても活字を読むより情報量が少なくなります。
ただ、ネットや動画にも優れた点があります。書籍で読んで分からない点について、ピンポイントに調べる事ができる部分です。投資の勉強だけでなく、宅建試験を独学で勉強した時も同じ手法を取りました。
なので、投資関連を勉強する際は、
1.書籍を読む
2.分からない点をネット・動画で調べる
3.色々な仮説を考える
4.仮説を検証する為に、根拠についてネット等で調べる
の流れで進めていきます。
仮想通貨(投資)関連本を選ぶ際のポイント
アマゾンで「仮想通貨」で検索をすると、下記の通り246件出てきました。
言わずもがな時間は有限ですので、この中から下記のポイントで厳選(フィルタリング)していきます。
1.綺麗なレビューの形(かつ高評価)である
2.権威のある著者であり、ポジショントークに偏りがない
3.感覚
それぞれ補足していきます。
1.綺麗なレビューの形で高評価である
アマゾンをよく使うユーザーであれば、ステマを目的としたレビュアーの存在を認識されていると思います。あまりにも多く存在するので、アマゾンには早くAI活用により淘汰してほしいものです。ステマの見破り方について、新生活ビルダーさんの投稿『アマゾン ステマレビューの見分け方』に詳細が載っていましたので、ご参考ください。
2.権威のある著者であり、ポジショントークに偏りがない
レビューの形とレビュー内容を幾ら精査しても、100%正しい(ステマではない)レビューと証明する事は、非常に難しいです。
その時に判断として重要なのが、「権威のある著者」です。権威のある著者は、評価を落としたくありません。誤った情報が無いかを精査します。またステマをした場合、それがバレて信用失墜する事についても気を配るはずです。一方、ネットで有名になったペンネームの方は、相対的に失うものが有りません。思考の偏りや情報にもブレが出てきてしまいます。
注意点としては、権威ある著者とポジショントークの偏りの問題です。
仮に著者が、「大量にビットコインを保持している」、「取引所として販売している場合」、ビットコインを買わせるポジションを取る傾向があります。一通り勉強した後であれば、著者のポジションと内容ついて吟味出来る為、問題はありません。問題は、初学者が最初の時点で学ぶ上では、向いていないという事です。
3.感覚
仮想通貨を始めとする投資関連本は、書籍全体としては、ニッチなマーケットになります。なので、レビュー数自体も多くないですし、著名な著者は一握りです。
そこで、感覚を重要視しています。具体的には、「はじめに」を読んで、文体と内容について自分の趣向と合っているかどうか。目次を呼んで、自分が気になっている事が網羅されているか?と言った点になります。
これら趣向や気になっている点は、人により異なるので、本を取ってパラ読みするしかありません。
実際に購入したおススメ仮想通貨本
上記を踏まえ、実際に購入した仮想通貨本をご紹介いたします。
1.ビットコイン投資やってみました! Kindle版
レビューは少ない為、あまり参考になりません。ほぼ感覚で「読みやすそう」と言う理由で選びました。マンガという点で、一番初めに読み進める上で優れていると思います。内容も活字の書籍には及びませんが、大体網羅されています。著者は早いタイミングで投資しているようなので、今頃は多くの含み益を抱えていそうです。
2.お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book) Kindle版
理想的なレビューの形です。著者の前作の本も読了していますが、非常に考察に飛んでおり、本を読むだけで少し賢くなった気にさせる本です。著者は、恐らく昔から思考しすぎるタイプの方で非常に私の好きな文体、内容という感触を持っています。
仮想通貨の内容についても触れられておりますが、ポイントは仮想通貨を含む価値に対する今後の変化を予測されています。仮想通貨を俯瞰した形で理解する上でも役に立つ内容でした。
一点、タイムバンクという事業を運営されており、そこへの誘導という点でポジショントークな部分もあります。ただ著者の思考実践の結果、必然の流れとしてその事業を運営しており全体に論じられている仮説と根拠はきちんと裏付けされていると考えます。
3.ビットコインはどのようにして動いているのか? ビザンチン将軍問題、ハッシュ関数、ブロックチェーン、PoWプロトコル Kindle版
こちらも理想的なレビューの形です。前回の投稿にも述べた通り、ビットコインの将来を考察するにあたり、技術が本物かどうかを見極める必要があります。本書は非常に分かり易く、ビットコインの技術を説明しています。
この本を読むことにより、ビットコイン自体へのハッキング等による脆弱性は見当たらなさそうという考えになります。世間一般としてハッキング等により盗まれたケースやMtゴックスが潰れたケースは、ビットコインの技術とは違う外の部分である事が分かります。その点において、ビットコインの技術についてポジティブにとらえる事ができるようになりました。
4.仮想通貨革命 Kindle版
非常に有名で権威ある著者です。レビューの形も申し分ありません。且ポジショントークという意味でも、特段偏りは見受けられません。年齢と共に、新しい分野に対し否定的に考えるケースが多い中、著者は1940年生れです。何歳になっても偏見を持たず、正しく吸収し考察、アウトプットできるという点は素晴らしいと思います。
内容についても、多くの客観データに基づいた仮説検証にとんでおり、納得できる点が多々あります。特にビットコインに対するハッキングとマイニングの経済的合理性でマイニングを選ぶと言う仕組みについて感銘を受けました。この仕組みを考えたナカモトサトシと言う方は本当にすごいなと思います。
まとめ
仮想通貨の知識吸収は大事だが、その後に仮説や疑問点について考える事がより大事
次回からは、色々な仮説について考察をしていきます。
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