コロナウィルスによる入国制限に見た永住権取得の必要性

ニュース

中国でコロナウィルスが猛威を振るっています。

読売新聞に下記ニュースがありました。

ロシアは国境閉鎖、各国で中国人の入国制限…滞在経験者も

 

要約すると、各国が中国からの入国制限をしているというものです。

日本も遅ればせながら、2月1日より下記の入国制限をしました。

・日本到着時前14日以内に中華人民共和国湖北省における滞在歴がある日本国籍以外の方
・中華人民共和国湖北省発行の中国旅券を所持する方

当事国民として見るか、第三者国民としてみるか

入国制限ニュースにつき、当事国民(中国人)として見るのと日本を含む第三者の国民として見るのとでは印象が全く異なります。

第三者国民として見る場合、

入国制限はあたりまえ!何でもっと早くしなかったのか!?

となります。一方、当事国民(中国人)としたら、

このまま中国にいると、感染のリスクがあるから避難したいだけなのに・・。

と言う方も居ると思います。現時点での中国人発病数は約17,000人。中国の人口は約14億ですので、罹患率は、0.001%程です。罹患数を隠蔽されているとして、約30万人罹患しているとしても0.2%程の少なさです。

にも関わらず、中国では一部地域からの外出を制限(隔離)されていますし、アメリカをはじめ諸外国によっては中国全土からの入国制限をしています。

この流れは加速していき、多くの国でも入国制限されると思われます。また次回、感染症が起きた場合は「前例」として同じ対応を当たり前のように取るようになるでしょう。

もし当事国民になったら・・・

可能性は低いかも知れませんが、今後日本が感染症の発生源になる可能性も否定できません。その場合、自分及び家族を海外に非難させることは難しい事を予言しています。
現に、コロナウィルス患者数が中国の次に多い国が日本です。これから日本国内でパンデミックが起きたとしたら中国だけではなく日本からの渡航も制限される事でしょう。

ではどうすれば渡航制限リスクを回避できるか?

第三国の永住権を取得する事により入国制限を回避する

渡航制限リスクを回避する方法の一つは、他国の永住権を取得することです。

冒頭のニュースでも、「フィリピン政府は2日、自国民と永住権を持つ人を除き、香港とマカオを含む中国からの入国を当面、禁止すると発表した。」

とあります。それだけ永住権は国籍に次ぐ権利を保有する事を意味します。(もちろん国によりその権利の強弱はあります)

感染症とは異なりますが、今後、原発事故や戦争に巻き込まれた場合でも永住権があれば海外に長期間避難する事が容易くなります。

お薦めの永住権

永住権を付与する国は多くあります。各国の比較については、詳しく知りたい方はググってみる事をお勧めします。

ここで、私がお薦めする永住権は、フィリピンのSRRVです。

理由は、下記3点です。

1、安い

2、取得年齢が低くてもOK

3、フィリピンに居住している事がマストではない

順に説明します。

1、安い

他国と比べると安く取得できます。最低2万(約220万円)ドルをデポジット(定期預金)するだけです。取得する為コスト10~20万円ぐらいだったと思います。

本人が取得すれば家族分も手数料程度で取得できます。

安い理由は後進国だからです。ただし、今後は高くなる&年間人数制限が掛かる可能性があります。根拠は、移民受け入れに積極的だったカナダやオーストラリアが今や軒並み永住権取得コストが高くなり発行自体のハードルも高くなった事です。

私の場合は、SRRVクラシックと言う種別の永住権を取得しており、デポジットは5万ドルです。なぜ2万ではなく5万ドルのSRRVクラシックにしているかと言うと、5万ドルを住宅の購入にあてる事ができるからです。ただの定期預金に預けて置くよりも良いかなと言う判断です。

2、取得年齢が低くてもOK

35歳以上から取得可能です。他国の場合、大体早くても50歳以上から退職者ビザと言う形で申請取得できます。(正確には永住権では無く年度更新であったりしますので、権利は強くありません)

ちなみに私の場合、35歳になった年に申請しました。

3、フィリピンに居住・納税がマストではない

永住権の中には、年間の1/4はその国で生活しないといけないというルールもあります。SRRVの場合は制限がありません。

またアメリカのグリーンカードは日本でも人気です。抽選に外れても毎年挑戦する方も多いと聞きます。しかしながら個人的には全く魅力を感じません。

なぜなら、アメリカで永住権を取得してしまうと毎年「世界各国」で稼いだ収入をアメリカに申告する義務が発生するからです。これを属人主義と言います。

一方、日本やフィリピンは属地主義です。日本から見ると、日本非居住者は、日本人であっても「海外(フィリピン)での収入は申告しなくてOK」です。

保有のデメリット

ランニングコスト(年間費)が発生します。年間で360ドルですので、日本円で年間4万円程です。このコストはリスクヘッジの為のものと考えていますが、安くはないですね。。

まとめ

永住権は安く取れやすいうちに、なるべく若い年齢で取得した方が人生のリスクヘッジにつながる。

コメント