投資の意味をwikipediaで調べてみました。
投資(とうし、英: investment)とは、主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す(現代において、生産能力の増加しない商業活動はこれに含まない)。広義では、自己研鑽や人間関係においても使われる。
一言で言うと、
なんだか小難しい。
ですよね。
また一般的な投資のイメージと言うと、「ギャンブル」、「バブル」、「怪しい情報商材」等を彷彿とされるんではないでしょうか?
なので今回は、悪くなりすぎてしまった(私見)「投資」のイメージ回復に努めたく思います。
投資のイメージが悪い2つの理由
■1.金持ちが楽して金儲けしているように見えるから
「お金持ちはさらにお金持ちになる」と言う傾向がありますが、一般人はそれを良く思いません。
一般的にも、「投資=金持ちのする事」という構図があると思います。
また、株や不動産投資等、一般的に「労働した対価」でない儲け方でお金が入る事に対し、嫌悪感を抱くのだと思います。
■2.ニュースで投資詐欺もしくはそれに近いものを目にするから
最近のニュースでは、レオパレス21のサブリース問題ですね。
また、情報商材の購入(売り元は、「お金持ちになる為の投資」と持ちかけます)やバブル世代の方でしたら、株や不動産で破産したという事を見聞きされている事でしょう。
騙されているケースや、当たると大きく儲かるけど成功確率が低い商品で外れた多数が騒がれているケース等々非常に多々あると思います。
そういったケース毎に思考・分析してみないと分からないので、こちらは後日エントリします。
投資は身近に溢れている!
実は、投資は身近に溢れています。wikipediaでも「広義では、自己研鑽や人間関係においても使われる。」とありますが、本来はもっと広義の意味で使われるべきだと考えています。
身近な投資のケース例を2つ挙げます。
■1.旅行先を選ぶ時
旅行が好きと言う方は多いと思います。仕事で時間が無い中、時間とお金を払い旅行に行き、人生にプラスになるようにする。これはある種の投資だと考えます。旅行に行く事がその方の未来にメリットがあるから、お金を払うのだと思います。
では、
- どこに行くか
- どのオプションツアーを申し込むか
等の判断において、「お金」と「未来への期待」をトレードをしています。事前にお金を払う際、旅行先を決める時は、すぐその対価である旅行は味わえない訳です。その旅行にどれだけお金を払う事で、どんな良い効果を期待するか。
だから皆さん時間を投資して、名所やレストランを検索したり、ツアー会社を比較し、少ないお金で効果を最大化させようとしています。
■2.大学進学(就職先)を選ぶ時
よく大学進学した方が否かという話題が持ち上がります。
一般的な投資の観点から言えば、結論は、「大学に行った方が良い」となりますね。
なぜなら、
大卒の生涯獲得賃金(効果) - 大学進学費用(投資) = 高卒の生涯獲得賃金より大幅にプラスになる
からです。計算式はこちら。
- 大卒生涯獲得賃金 約3億2,000万円 - 私立文系学費×自宅外生活費 約1,220万円= 約3億780万円
- 高卒生涯獲得賃金 約2億4,500万円 - 0円 = 約2億4,500万円
大卒と高卒の障害獲得賃金差異 = 約6,280万円大卒の方が多い
出典:日本政策金融公庫総合研究所「平成27年度 教育費負担の実態調査」
まとめ
投資とは、「判断」する事とほぼ同じである。
普段仕事されている方も、ほぼ毎日のように判断されているかと思います。
- 新しい事業を進める際、どこのエリアをターゲットにするか?
- お客さんからの質問にどう答えるか?
判断するのに重要なのは、思考を巡らせ、仮説を立て、判断根拠を集め、最終的に判断されていると考えます。
ただ重要な事は、その最終的な判断の結果(効果)は、未来にならないと分かりません。ただ未来をよくする為に、貴重な資本(時間や費用)を割いて判断・実行しているわけです。
投資も同じです。
判断(仕事)している方は投資に向いていますし、投資している方は判断(仕事)する事に向いているという事になります。
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