投資思考とは、「投資について思考する」という事です。(そのままですね)
今回は、具体例として「数あるクレジットカードの中からお得なカードを選ぶ」ケースを題材に投資思考について御伝えできればと思います。
まず、投資の大原則として、
リスクとリターンは比例する関係にある
という事です。(出典:コトバリンク)
リスクを取れば取るほど、リターンも大きくなる。またその逆もしかり、リスクを取らなければリターンも少ないという原則です。
私もその通りだと考えます。
ただ、私も含めた一般人が、富裕層に負けないリターンを得ようとした場合、より一層深い思考を巡らす事が必要です。
その結果、極端に言うと、
「リスクを抑えつつも、リターンが大きい商品に投資ができる」
と考えています。
では、投資思考が出来ているかどうか?その思考の深さについて、独断と偏見で階層分けをしてみましたので、イメージして頂ければ幸いです。
投資思考階層
■第一階層: 投資嫌悪層
この層は、現金第一主義です。まずクレジットカードを作るという考えがありません。勿論投資についても嫌悪感を頂いておりまして、本人の意思では、まず投資商品を買うという事は絶対に無い層です。
この層が優れてる点は、嫌悪しているが故に、「変な投資に引っかかる確率が少ない」と言う事です。
唯一の資産運用としては、銀行預金と終身保険。あとは、一生に一度冒険して戸建またはマンションを買います。
本人は、投資しているという感覚は無いですが、銀行・保険会社は預金・保険料を元に資産運用(投資)をしており、不動産を持つという事は、不動産証券化の影響を受ける金融商品の世界に足を踏み入れているという事を意識出来ていません。
- 投資嫌悪層が選ぶクレジットカード:なし
■第二階層: 投資情弱層
この層は、投資の知識や思考が圧倒的に足りないにも関わらず、投資してしまいます。
具体的なイメージは、下記になります。
- いくつもの情報商材にお金を投じて結果上手くいかなかった人。
- 怪しいビットコイン商品に投じた人。(正しくはビットコインでない商品)
共通するマインドは、「楽して、経済的自由を得たい」。
ひと昔前で言うと、MLM(ア●ウェイ)には参画してしまう方です。
残念ながら、時代は変われど、新しい同じような手法の商品を買わされ、投資成績はマイナスです。。
クレジットカードを「選ぶ」という意識もあまり持たず、成り行きで結果作ってしまう層です。成り行きの為、デフォルト設定である悪のリボ払いのまま、ずっと利息を支払い続けます。
- 投資情弱層が選ぶクレジットカード:TSUTAYAの会員カード兼クレジットカードとして半ば強制的に作らされるカード。(リボ払い)
■第三階層: 投資知識層
この層は、まず怪しい投資商品には入りません。最低限の投資リテラシーがあり、日経新聞や東洋経済を購読し、News Picsを好んで読んでいます。
グーグル検索も駆使し、ひとまず検索し、詐欺でないかの評判をチェックしています。
その為、色々なサイトで評判が悪く書かれているクレジットカードのリボ払いについても、事前に確認し、設定を外している層になります。
イケダハヤトさんも『まだ東京で消耗しているの?』でエントリをされていましたが、最悪のリボ払いについても下記のように駄目だしをされています。
あ、無論「リボ払い」「キャッシング」とかは文句なしにダメなので、手を出さないでくださいね。そういうものに手を出すから、お金の不安から逃れられないんですよ。
この層の惜しい所は、検索して一般的なリテラシーはあるけど、思考や仮説検証まではいかないという点です。そして、投資情弱層に対して、「あいつらはバカで騙されている」と言います。
- 投資知識層が選ぶクレジットカード:ANA VISA Suicaカード(リボ払い無し)
■第四階層: 投資思考層
この層は、検索等による情報収集は勿論の事、情報について思考し、仮説を立てて『世の中にあるかどうかは分からないんだけど、こういった商品があればベストなんだけど』と考えている層です。その仮説が本当にうまく行くかどうか、ピンポイントに情報を取りに行く事が出来るようになります。
例えば、投資知識層からボロクソに言われているリボ払いについて下記のように思考と仮説を立てられます。
- 毎月のリボ払い額を多くできれば、一括払いと変わらず、貸出利息を取られないのでは?
- リボ払いを選択する事で、優遇を受けられるクレジットカードがある気がする
上記からそう言った商品がないかを検索します。
結果、ノマド的節約術さんがエントリされている、
「三井住友カードのマイ・ペイすリボの支払額をカード利用枠と同じにする方法」にたどり着きます。
- 投資思考層が選ぶクレジットカード:Amazon Mastercardゴールド(リボ払い有り※リボ払い上限最大に設定)
※通常 年間費10,800円(税込)の所、リボ払い有りの設定で、5,400円(税込)。このカードには、年間3,900円(税込)のamazonプライムも初めから無料で含まれている為、実質の支払は、5,400円 – 3,900円 = 1,500円。amazonで買い物をすると2.5%の還元がありますので、利用額にもよりますが、殆ど会費を取り戻せるレベルです。勿論海外傷害保険も付いています。
まとめ
思考する事で、リスクやコストが低いにも関わらず、リターンの高い投資商品を探せるようになる。
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