意識低い系起業（ゆる起業）のススメ

先日、下記ヤフーニュース記事を見て、思った事を述べます。
仕事に縛られなければ生活費は安く済む。1億円を貯めて31歳でリタイアした女性からの助言

素晴らしい考えだと思います。私も100％賛成です。
一方、世の中のイメージとして、「起業」は『意識高くて、チャレンジ精神旺盛の方がする』ものだと思われています。
その考え方も、100％正しいし素晴らしいと思います。

ただ、世の中もう少し意識の低い起業（題して『ゆる起業』）の仕方もあって良いんではないかと思います。
今回は、私がゆるい起業をして、良かった点を挙げます。

ゆる起業で得られる３つのメリット

１．平日に活動できる

1つ目から、意識が低い人の発言な気がします・・。
ただサラリーマン時代では考えられないぐらい平日に活動できるメリットが多いなと感じています。

例えば、下記。

１・航空券が安い。（火曜出発の木曜帰り等）

２．あらゆるお店が空いている。

３．平日しか空いていない役所にいつでも行ける。

特に「１．」は金額的なメリットが多いです。今、海外に出張（旅行）する際は、スカイスキャナーで安い往路日と復路日を見つけて出張（旅行）期間を決めています。
この方法で予約すると、大体サラリーマン時代の航空券代と比べて、1/2～1/3ぐらいになります。

また航空券だけでなく、ホテル、旅館も安い時期、曜日を選んで利用する事ができます。

２．時間に余裕ができる

１つ目とも少し重複しますが、物理的に時間が増えます。サラリーマン時代はどうしても拘束されますし、残業や繁忙期等、殆ど余裕な時間はありませんでした。

時間に余裕ができて私は下記時間を確保できました。

・朝風呂にゆっくり入れる。

・毎日1時間散歩ができる。

・ブログを書ける。

面白い事に、サラリーマン時代「時間に余裕が出来たら色々な事をしたい！！」と思ったものですが、劇的には変わりませんでした。
読書も昔から好きな趣味の一つですが、読書時間が著しく増えた訳ではなく、1.5倍ぐらいでした。サラリーマン卒業記念にPS4も買いましたが、今では殆ど触っていません（笑）。
どこかで聞いた言葉ですが、

「本当にやりたい事は時間がない中でもやっている」

と言うのは合っていると思います。

また時間に余裕がある分、１日の過ぎる時間が遅くなるかと言うとそんな事はありません。相も変わらず、一年はあっと言う間です（笑）。

３．ストレスがない

サラリーマン時代は色々ストレスが溜まりました。私の場合、ストレスが溜まると暴食してしまう癖がありまして、10年で20kgほど太ってしまいました。
サラリーマンを卒業した後は、10㎏痩せました。

新入社員の時から数えて3年で、仕事の仕方については確立すると考えています。

新入社員の時は何でも言われた通り行う訳ですが、3年以降は自分の判断と違う上司命令、同僚とのやり取りに１番ストレスが溜まりました。
また部下も同じく私の判断に納得していない場合、仕事全体のパフォーマンスが低くなります。部下の中には、強く反発する者もいます。
時間を掛けて説得するのは嫌いではありませんが、最終的には命令して動かす場面も出てきます。

私も含めて、大の大人の考え方を変えるのは、難しいです。女性の場合は特に。
論理立てて指摘、説明しても、感情的になってしまい受け入れてくれません。
サラリーマン晩年には、自らのスタイルを変えてでも、女性のモチベーションを上げる事だけに集中しました。
自らを押し殺し、仕事が円滑にいくようにする。その結果、良い数字を残す事ができましたので、会社的には最良だったはずです。

ただ、自分の考えの通り進められない歯がゆさは残りました。

ストレスが無いだけでも「ゆる起業」のメリットは大きい

ゆる起業のコンセプトは、ストレスフリーです。ストレスは対人関係だけでなく、拘束時間等も含みます。
意識高い起業の場合、資金繰りや人件費を含む多額の投資が必要になる為、プレッシャーと言うストレスになります。
そのような起業を批判するつもりは毛頭ありません。前述した通り素晴らしい事だと思います。

ただ安定かつ営業利益率が高い事業を選択する事で、十分ストレスフリーの生活は可能だと考えます。